先日現場に見学者があり。その人のおっしゃるには、

「今家を建て居るのですが。 工務店、大工さんに施主の希望を言っても、上手く伝わらないし、やってくれません。ここの大工さんは私の考えて居る様な事が出来て居るのですが、今わたしの家を建て居る、工務店、大工さん達はなぜ、してくれないのか、どうしたら、解ってくれるのか教えてくれませんか」

と相談をしに来られたのですが、皆さんならどう答えますか。

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実は私自身も施主としてそんな風に感じて、悩んでいた時期がありました。
私の場合は、具体的に施工そのものではなく、もっとメンタル面に関してだったのですが。

そして、かなりの確立で、お施主さんが通っているところなのかも知れません。

「お家造りのパートナーが、私の言うことをわかってくれないんです。どうしたらいいですか?」って言うのは、施主ブロガーとしても、度々ご相談を寄せていただくことの一つなんです。

そのようなご相談を頂いた場合、私がまずさせていただくのは、その方がどのような状況で、具体的にどのようなところからわかってもらえないと感じているのか。
同時に、お施主さん自身が何を望んでいて、どうしたいのかも。

このお施主さんは、きっとつらい気持ちを随分心の中に溜めていらっしゃるんだと思います。
まずは、それを全部吐き出させてあげないと・・・。

そうしたお話を聞きだす中で、何か原因が見えてくるかと思います。

多くの場合が、お互いに遠慮してしまうことによるコミュニケーション不足や、ちょっとしたズレ。
また、伝え方に具体性がないため、上手く伝わっていなかったり。
それから、「目標の移転」と社会学用語で言うのですが、本来、お施主さん家族が気持ちよく暮らせるための家を造っている筈なのに、こだわるがために作品のような家を造ることが目的になってしまったりという、最終的な着地点が双方(またはどちらか)で、知らず知らずのうちにずれている場合もあります。

次に聞いてさしあげるのは、家づくりのパートナーを「なぜそこの会社に決めたのか」ということ。
悩んでいらっしゃるお施主さんでも、家造りを一緒に進めている会社を決めたのは、そこに何らかの魅力があるからで、お施主さん自身がそれを忘れてしまっている可能性もあるんです。
なので、そういったことを再認識する必要がありますよね。

お施主さん自身が、何か魅力に感じるところがあって契約に至った相手なら、原因を探ってそこから解決策を見つけていけば、必ず関係は修復できるはずなんです。

上記の3点を聞き出すことで、問題点がある程度明確になって、その方に何をアドバイスさせていただけばいいのか見えてくると思います。

私自身がこの様なご相談をお受けしたときは、「あなた自身が気に入って選んだパートナーですから、しっかり向き合って、遠慮せずに気持ちを全部ぶつけることできっと分かり合えるはずですよ、って言うことを皆さんにお話させていただいてます。

小西さんでしたら、具体的に小西さんとお施主さんがどのようにコミュニケーションを取られているのかを伝えて差し上げるのもいいかもしれませんね。

ほかの方ならどう答えられるのか、私もぜひ知りたいです。

あぶりしゃけさん。コメント有難う御座います。
じつは、今までこの度のような相談をしばしば
受けて居たのですが、その人達も言って居る事は
良く似ている事なのですが、この度の人は今まで
の人達とは少し違って居たのです。之からは私も
あぶりしゃけさん、のアドバイスを参考に
させて頂きまます。

実は私の義兄も和歌山市内に新築を検討中なんですけど、なかなか希望にかなった見本住宅が見つからないんですよ。展示場へ行ってもそわそわして思っている事をなかなか話さないので、身内ながらイライラしたりします。今回テクノデータハウスの新モデルハウスが気になる建物で、完成を待ってゆっくり見に行こうかと思っています。が、田舎の人は口が重たいというか、思っていることをうまく表現できないんで、大事な話は何か食べながらゆっくりと相談しています。なんでじっくり話を聞いてくれる時間のゆとりが業者にとって大事ではないかと思います。

「伝えること」と、「伝わる」ことは違う。
双方でまずこのことを認識されていないと、どこかの地点でズレが生じるでしょう。

だから伝えたつもりが、伝わってなかった・・・というのはよくあるお話。

お客さんも、施工側も、自分の伝えたことがホントに伝わっているのか、確認する必要があると思います。

確認作業を怠り、「この間言ったのに・・・」と責めるのは止めたほうがいいですね。

確認方法としては、ノートに伝えたいことを記録し、読んでもらう。
打ち合わせをICレコーダーに録音し、双方でデータを保管。
など、面倒でもやってみるといいと思います。

そのうち、お互いにそういうことが面倒になって、口頭でもきちんと確認しあう習慣を付けるようになるかもしれません。

感情的になって関係に溝が生じる前に、面倒でも互いに確認作業をしあうことから始めることをオススメします。

まずは感情を沈め、気持ちを落ち着かせてから再スタートしてくださいネ

ビルダナースさんへ
伝える事、聞く事、確認、記録を残す、
この事を確実に実に事項すると、すれ違い
が確実に、すけなくなりますね。

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