こんにちは森田です。
昨日、NEDOの講習会に参加してきました。
場所は、ホテル阪急インターナショナル・・・すごい高級ホテルです。
費用がかなり掛かっていますね。
急なスケジュールの中、確保できるのはホテルの大ホールしかないのでしょうね。
講習会の正式名称は、
平成22年度「住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業(住宅に係るもの)」公募及び事業説明会について
ちょっと長いですが・・・汗。
一昨日は、川崎市であり、今日は札幌と福岡であるようです。
住宅に対する省エネ意識を高揚させると共に、住宅における省エネを抜本的に進めることを目的とするこの事業。
多額の税金が投入されます。
実はこのNEDOの補助金事業は、平成21年度は実施されませんでした。
一昨年の平成20年度には、20億円もの大金が国から支援されました。
しかし、多くの工務店は意味が分からず、そのまま手付かずの所がほとんどでしたね。
何を隠そう、私もそうです(汗)。
補助金を有意義に利用したのは、大手ハウスメーカーとスーパーウォール等の高気密高断熱のお家を推進している地場工務店でした。
案件としては、全国で5000件強の採用があったそうですよ。
今回は、そのときと比べて予算は半分強の約11億円です。
しかも内容は少しハイレベルになりますので、費用単価は高くなりそうですから、件数は少なくなるのでしょうね。
ただ22年度の予算成立が前提であるので、多少変更があるかも知れません。
とは言ってもスケジュールは非常にタイトです。
公募期間は平成22年4月2日(金)~5月11日(火)17時30分(必着)とのこと。
土日祝は除きますから、日数は1ヶ月もないという慌しさです、この間に申し込まなくてはいけません。
さらに、前回申込の不備がたくさんあり、事務作業に支障があったそうなので、今回は公募要領に従っていない場合や重度の不備があった時は申込を原則受理しないそうですよ。
審査がありOKならば予約者決定となります。
しかし、公募予算額を超えた場合は補助率の調整、抽選、評価による採択のいずれか、もしくは組み合わせで予算枠内で選定。
大前提として、高効率エネルギーシステム導入により、新築、増改築及び改築の住宅の一次消費エネルギー量を標準エネルギー量に比べて、25%程度削減できることという条件があります。(20%未満は採択されません)
予約者の決定は、採択、不採択に関わらず申込者に7月上旬頃に通知されます。
予約者の通知を受けた後、導入しようとする高効率エネルギーシステムの契約と工事を行ないます。
事前の契約、着工は認められません。
また、予約者決定通知を受けて30日以内に工事着工届出書を提出しなければなりません。
単年度事業とし、遅延は認められません。
工事の期間としては、新築は予約者決定7月頃予定~平成23年1月末日。
既築は同日~11月末日。
これからの工務店は、スピードかつ柔軟さが必要となりますね。
非常にハードルが高くなり、事務作業もややこしくなってきますが、これからドンドンと省エネに関しての補助金事業は出てくるでしょう。
自社の大切なお客様が、国の恩恵を受けれるように工務店側も対応していかなければなりません。
着工数減少の中、工務店の淘汰は今後避けられない方向性です。
わが国はあと10年2020年までに、1990年度比の温室効果ガスを25%削減すると鳩山総理が世界に宣言しました。
下の表を見れば分かるように、工場や運輸などは企業努力で現状維持か減少しています。
しかし、家庭でのCO2使用量は毎年増加傾向なのです。
今わが国がやらなくてはいけないこと、それはライフスタイルの見直しなのです。
だからと言って戦前のように、テレビをラジオに、照明を電灯1つだけに、洗濯機を洗濯板にと、今の生活を「昔の生活」に戻れば、家庭でのCO2量は削減できるのかも知れませんが、地デジ時代にハッキリ言って無理ですよね。
ですから、住宅の断熱化や高効率エネルギーシステムは必要なのです。
NEDOの補助金ですが、高効率システムが断熱強化を含まず機器のみの場合なら、エコポイントの併用が可能です。
誰もが払っている税金で、この補助金は構成されているのですから、利用しない手はないですよね。
詳しくは、コチラをお読み下さいね。
年度明けの4月2日のNEDOのホームページに注目しましょう。
ホントに急ですね。
エコポイントもあるし、行政側もてんてこ舞いなかな??
家庭から排出されるCO2削減のため、これからも色んな施策がじっこうされそうだなぁ・・・
4月2日のホームページOPENで要確認ですね。
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