こんにちはテクノデータハウスの森田です。
今期はいろいろな補助金が充実しています。
中でも利用者が多いのが、「木のいえ整備促進事業」です。
私たちのような、小規模工務店(年間の新築住宅供給数が50戸程度未満の住宅供給事業者)で長期優良住宅を計画している方が募集期間中に申請し、許可がおりれば、国から住宅費用の1割以内の額で、かつ1戸あたり100万円を限度に補助金を受けることができます。
大手ハウスメーカーでは、「長期優良住宅」は当たり前になってきました。
しかし、着工数の大半はまだまだ小規模工務店が占めており、ハウスメーカーだけが長期優良住宅を建てたとしても、本格的には普及して行かないのです。
国としては「住生活基本法」という法律を施行し、新築一辺倒の住宅業界を大きく方向変換しようとしています。
年々増える空家の数と他国と比べて短すぎる住宅の寿命を何とか改善するため、「中古住宅の流通」や「既存住宅のリフォーム」に力を入れて行くと公言しているのです。
また、新しく建てる住宅に関しては、耐震性能、省エネ性能、劣化対策や維持管理への配慮がされた「長持ちする家」を建てていく、それが「長期優良住宅」なのです。
普及させるためには、今までの家と比べて「メリット」が無ければ、コストアップする高性能住宅は中々広まらないという訳で、「税制優遇」、「住宅ローンの利率軽減」そして「補助金事業」を行っているのです。
補助金額の100万円というのは大きな金額。
それがもらえるかもらえないか、これは大きなポイントですね。
ですから「知らなかった」ということがないように、現在新築計画がある方にはお早めに情報発信を。
当初は補助金交付の申請受け付け期間は10月1日まででしたが、先月1月31日まで延長されることが国交省から発表されました。
延長されたのは嬉しいですが、時間はほとんどありません。
補助金申請は「建築確認申請」と「長期優良住宅の認定」が下りてからでないと申し込みできないのです。
補助金申請できるようになるまで、約2か月は掛かると思っておいた方がいいです。
ということは、10月末~11月初旬には遅くても契約しなくてはいけません。
ということで、現時点でもシビアなタイミングです。
また、申請は1月31日まで延長されましたが、実績報告は3月11日までということですから、ギリギリで間に合うのか・・・その辺のタイミングもさらにシビアですね。
さらに「予算枠」を満たした場合は、期間中であろうともそれで終了です。
住宅エコポイント等を含めた住関連で、予算は1000億円と聞いています。
現時点での、 補助金交付決定通知書発行数(戸単位)8月31日付けで3722戸です。
コチラから進捗は見ることができますよ。
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