こんにちは森田です。
国土交通省の来年度予算の概算要求が公表されました。
今年から登場した「住宅エコポイント」のおかげで、特化する工務店が少なかった「省エネ」、「断熱」が注目されています。
やはり重点をおくのはエコ、それから木造・耐震を含めた3つ。
新建ハウジング8月30日号から、
国土交通省は、8月27日、2011年度予算の概算要求を公表した。
住宅分野のうち、地域工務店に関係が深い事業では、
木造住宅・建築物の促進策と耐震化促進策が大幅拡充に。
住宅エコポイントの期間延長も盛り込まれた。
住宅分野全体では高齢者の居住問題を最重要課題として位置づけ、組織も拡充する。
2011年度国土交通省概算要求のポイント
1、木のまち・木のいえ整備 50億円→120億円に増額
中小企業の長期優良住宅の建設への補助制度「普及促進事業」や先導的な技術を導入する大規模建築物の木造化への支援(木のまち・木のいえ整備促進事業)を今年度の50億円から120億円に拡大。
先導的な採択提案に200万円の補助金を行なう長期優良住宅先導事業は形を変えて継続の方針。
先導的な省CO2提案に対して補助を行なう事業も継続予定。
要求は合わせて230億円。
2、住宅エコポイント 期間・対象を拡充
期間を一年間延長、これまで窓・躯体の断熱改修工事のみに限定されていたポイント発行を、エコ設備分野まで拡充する。(エコリフォームと合わせて高効率給湯器やソーラーシステム、節水型便器など省エネ機器を導入の際にポイント発行する)
予算額は330億円で環境庁と共同要求。
3、耐震改修補助 国が30万円まで一律支援
自治体の負担無しに全額国が支給を行なう補助制度の拡充を盛り込む。
4、フラット35S
金利引き下げ延長へ(フラット35S・当初10年間の金利1%引下げを2011年度まで)
5、既存住宅活性化等事業
検査・保険・履歴3点セットへの補助継続
瑕疵保険・建物検査を利用し、住宅履歴を蓄積するリフォームや中古住宅流通に対する補助も引き続き要求。
予算規模は3、と合わせて25億円。
まだ予算の段階です。
財源の出所が少々心配ですが、民主党の代表選の結果次第で、影響はあるのでしょうか。
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